【プチ勝利記念日】職場の暇そうな小言おじさんを子犬に変えた時の話
僕はほかの記事でも書いた通り、今は財閥系化学企業のIT部門にいる。社会人経験が浅いので会社特有の文化かは知らないが、何に対しても小言を言ってくるおじさんが多い。ただ、そのおじさんたちは嫌味な反面、業務改善につながることが多い。ただ今回だけはなにもいいことがなかったので許せなかった。今日はそのおじさんに対するプチ勝利記念日について話したい。どうも、タイガ(pf.tiger)です。結論から言うと、おじさんは子犬になった。
とある日、僕は休憩室で個人のパソコンを使い、作業をしていた。昼休みは大体、大学の課題や、勉強をしている。すると、総務部のおじさんが機関車の毎く怒りのオーラをだしながら注意してきた。
おじさん:「君、ここ(休憩室)で仕事しないで!」
僕:「これは個人のパソコンで、個人的な作業をしてるだけですよ。会社のWifiももちろん使ってない(使えるわけがない)ですし、なにか問題ありますか?」
「休憩室で仕事をするな」は理解できる。その休憩室は外部の人でもはいれる場所にあるし、そんなところで情報漏洩されたら困るからだ。ほかの人がミーティングに使っていたことを何度か確認している。それは大問題だ。ただ、僕は私物のパソコンをつかっていたし、会社のネットワークにも入っていない。机、いす、休憩室という空間のリソースをのみ使用していた。また、休憩室での電子機器利用に関するルールの表記はない。好きなように使っていいはずだ。
おじさん:「ここは休憩の場所です!パソコンを使うとみんなが休憩室をつかいづらくなるでしょう!」
僕:「もう一度言いますけど、これは僕の私物PCです。それに、他に誰もいませんよね。本当に実害はありますか」
おじさん:「実害とかじゃなくてルールです!はやくPCの使用をやめてください!」
休憩室にいたのは僕とおじさんだけだった。大体の人はオフィスのデスクで昼ご飯を食べている。なんなら、おじさんは通りかかっただけだった。「みんな」は誰なんだろうか。Schizophreniaでも持っているのだろうか。
それはともかく。そうか、どこにも明記されていないが、「本当にルールなのであれば」仕方ない(使用している人をたまに見るのでルールなのか結局不明)。注意すること、指摘すること自体は間違っていない。ただ裁判的にいうともともとの訴訟内容は「休憩室で仕事をするな」で、被告の僕は「休憩室でPCを使用したが、仕事ではない」ので原告の敗訴になる。(認識が間違ってたら教えてね)
ただ、見えるところにパソコンの使用禁止が明記されていない以上、ただの暗黙のルールだ。本来は「すみませんが、実は休憩室でのパソコンの使用が禁止されているんです。ほかのところで作業していただけますか?」というべきだ。共通認識になっていないルールをもちだしていきなり怒鳴るのは配慮ができていないし、コミュニケーション障害でしかない。もし僕が緊急の用事でパソコンを開いていて、頭ごなしに怒ったせいで時間とお金、あるいは命を奪っていたらただの迷惑でしかない。今回は急ぎではなかったので僕はPCをシャットダウンし、カバンにしまう準備をしていた。
おじさん:「はやくやめてください!」
僕:「ん?だからいまシャットダウンしてるでしょう?」
おじさん:「早くやめてください!」
僕:「はい、だから作業はもうやめてますよね?」
おじさん「はやくしまって!」
こいつ、PCを使ったことがあるのだろうか。DXが推し進められたこの会社にも関わらず、シャットダウンに多少の時間がかかることも想像できないおじさんは一体どんな仕事をしているのだろう。そもそも、僕にわざわざ構うくらい暇か、ほかにできることがないのかもしれない。小学校のころ、無駄に横からツッコんできて注意する謎の優等生がいたが、そいつがそのまま中年になった感じだろうか。ヒステリーもちでよくこの企業に入ることができたな。さすがに指示に従っても叫び続けるおじさんにイライラした僕は、一撃くらい食らわせてやりたいとおもった。
僕:「ほら。パソコンしまったでしょう」
おじさん:「いいからやめてください」
まだ言い続けるのか。かなりヒステリックだ。これを読んでいる人のなかには「適当にはいはい言っとけばいい」と思う人がいるだろう。このおじさんがもし発達障害をもっていたとしても、精神疾患をもっていたとしても関係ない。これ以上の理不尽は攻撃だ。このタイプのおっさんに従い続けたらただの弾圧される側になってしまう。制圧の必要性はないが、ディフェンスはするべきだ。ルールであることは理解できても、注意の仕方が不快極まりない。パソコンを使ってはいけないルールは十分理解したし、ルールなのであればそこに対して文句はない。注意の内容はいいが理不尽な言い方で僕が不快な思いをした時点で実害だ。
僕:「はいはい、やめましたよ」
おじさん:「絶対に使わないでくださいね」
おじさんは休憩室のドアから一歩踏み出した。僕は短気だ。僕は本当に短気だ。ここまで頭ごなしに言われて言いたい放題されちゃ困る。あくまでも勝手な想像だが、こいつは怒ることで仕事をした気分になっているだろうし、自分の対応に問題がないとおもっている。また、僕と同じ部署の人に対してもあたりが強かったと聞いていた。こんなおじさんに暴れられちゃ困る。なら、逆に僕がおじさんを逃がさない。僕は若干あおり気味に言った。
僕:「あの、大丈夫ですか?w」
おじさんはすぐに休憩室に戻ってきた。予想通り、おじさんのトリガーを引くことができた。見るからに血圧がこいのぼりだ。(ちょうどその時5月だったので言いたかった)
おじさん:「なんですか!?パソコンはだめだと言っているでしょう!」
僕:「なんでそんなにイライラしてるんですか?」
おじさん:「それはあなたがパソコンをつかっていたから!」
僕:「ああはいはいwパソコン禁止は理解してすぐカバンにしまいましたよね。なんでイライラしてるんですかって聞いてるんですよ。」
おじさんは黙った。何度も言うが、僕も短気だ。年上に対してなにも言えない雰囲気のあるこの会社だが、僕にとって年齢はただの数値でしかないし、むかつく奴は年上だろうがむかつく奴だ。Again、僕は非常に短気だ。
僕:「パソコン禁止なのは理解したし、すぐに対応して差し上げましたよね?言いたいことは理解できているので落ち着いて話すことはできますか?」
僕:「なんども繰り返しても意味ないですよね?」
僕は「いい年こいた大人が」とか、「てめえは暇なのか」とかいろいろ言ってやりたかったが、問題の本質からズレるので言わない。すると、おじさんはこう言った。
子犬:「あなたの言い方が気に食わなかったのでイライラしてこんな言い方になっちゃいました。すみませぇ~ん…」クゥーン
子犬はそう弱々しく言い放ったあと、下半身をマンガの渦巻きのようにしてどこかへ消えていった。どうせ安心できる場所で自分の手でも舐めているんだろう。この子犬はもう僕に吠えない。僕のプチ勝利だ。この日をきっかけに、子犬は僕に対して目を光らせることはなくなった。むしろ、こっちが目を合わせても向こうはそらしてしまう。いままで吠え散らかしていた子犬は、吠える相手を間違えたと理解したんだろう。僕が笑顔でおはようございますと言っても無視されるし、僕はそれを逆に楽しんでいる。ヤンキー並みにしょうもないとか、てめえも暇だろと言われても構わない。目を見て挨拶することは気持ちいいし、むだに突っかかってくるやつが一人減り、居心地がよくなったんだから。
むかつくことはストレートに言ってみるものだと思う。僕は子犬に対してイラっとしたが、発言内容に感情を入れないようにした。最初だけなら僕も黙っていたが、あれだけしつこかったので言い返すことにした。感情的にならないで、人格攻撃をいれないで話せたらなんでも言ってみるべきかも。言い負かすことに快感を得るべきではない。でもやっぱりむかつく相手に謝ってもらえたらすこし気が楽になるのも否めない。ちなみに、休憩室が不自由すぎるので最近の昼休みはイートインスペースや、どこかのレストランに入るようにしている。謎ルールはいつ解除されるんだろうか。
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こんなおじさん(ポチ)と毎日会うくらいなら在宅にしてほしいよ、まったく。
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